新しん年度ねんど予算よさんの成立せいりつを受うけ、岸田きしだ総理そうり大臣だいじんは28日にち夜よる、総理そうり大臣だいじん官邸かんていで記者きしゃ会見かいけんしました。

この中なかで岸田きしだ総理そうり大臣だいじんは、自民党じみんとうの派閥はばつの政治せいじ資金しきんパーティーをめぐる問題もんだいを受うけた関係かんけい議員ぎいんの処分しょぶんについて「現在げんざい、自民党じみんとう執行しっこう部ぶで追加ついかの関係かんけい者しゃの聴きき取とりを行おこなっている。必要ひつようがあれば、さらに聴取ちょうしゅを行おこなうことを考かんがえている。来週らいしゅう中ちゅうにも処分しょぶんを行おこなえるようプロセスを進すすめていきたい」と述のべました。

そして、具体ぐたい的てきな処分しょぶんのあり方ありかたについては「判断はんだんにあたっては政治せいじ資金しきん収支しゅうし報告ほうこく書しょの不ふ記載きさいの金額きんがくや程度ていど、それぞれの政治せいじ家かとしての役職やくしょくや議員ぎいん歴れき、さらには説明せつめい責任せきにんの果はたし方かたを含ふくむ信頼しんらい回復かいふくに向むけた努力どりょくの状況じょうきょうを総合そうごう的てきに判断はんだんしていくことになる。その上うえで党紀とうき委員いいん会かいなどの手続てつづきを経へて厳きびしく対応たいおうしていきたい」と述のべました。

また、今後こんご、追加ついか聴取ちょうしゅを行おこなう場合ばあい、森もり・元もと総理そうり大臣だいじんを対象たいしょうに含ふくめるのか問とわれ「誰だれを対象たいしょうにするのか、これから誰だれを呼よぶのかといったことは明あきらかにしない中なかで聴きき取とりを行おこなってきた。政治せいじ責任せきにんを判断はんだんする上うえで必要ひつようがあるなら聴きき取とりを行おこなうことを考かんがえていくということだ」と述のべました。

一方いっぽう、来月らいげつ行おこなわれる衆議しゅうぎ院いんの3つの補欠ほけつ選挙せんきょは、政治せいじとカネをめぐる問題もんだいを背景はいけいに、国民こくみんの大変たいへん厳きびしい声こえを受うけながらの選挙せんきょ戦せんになるとの認識にんしきを示しめすとともに、勝敗しょうはいラインについて「今いま、2つの選挙せんきょ区くでは候補こうほ者しゃを検討けんとう中ちゅうの状況じょうきょうで、この段階だんかいで勝敗しょうはいラインまで申し上もうしあげるのは難むずかしい」と述のべました。

そして「補欠ほけつ選挙せんきょの前まえに衆議しゅうぎ院いんを解散かいさんする考かんがえはないか」などと問とわれ「政治せいじへの信頼しんらい回復かいふくや経済けいざいの再生さいせい、賃上ちんあげなどの、先送さきおくりできない課題かだいに一意いちい専心せんしん、取り組とりくんでいくことに尽つきる。それ以外いがいのことは今いまは考かんがえていない」と述のべました。